
Cold Fusion "The Dream Reactor"
コップの中で無限エネルギーを夢見たベンチャー社長
40代の夢追いベンチャー社長。「コップの中で無限のエネルギーを!」と壮大なプレゼンをするが、ツメが甘い。世界中で追試が行われたが再現できず、測定器のノイズ誤認だったと結論づけられた。「再現性」の重要性を科学界に再認識させた。
フライシュマンとポンズが発表。世界中の追試で再現できず、数ヶ月で否定された。
鍵となった人物
科学的説明
報告された「余剰熱」は測定器のキャリブレーション誤差やバックグラウンドノイズの誤認だった。核融合の副産物(中性子線やトリチウム)も有意な量は検出されなかった。
教訓
再現性がない発見は発見ではない。また、「大発見」の記者会見を論文査読の前に行う危険性。科学の自浄作用の実例。
口癖
コップの中で、核融合を起こしてみせる!
因縁関係
パラジウムは常温核融合の「電極」として使われた。再現できず巻き添えに。
登場時
みなさん!今日は素晴らしいプレゼンがあります!コップ一杯の重水で、世界のエネルギー問題を…
再現できなかった?いや、条件がシビアなだけだ!もう少しやれば…
掛け合い
コールドフュージョン:「パラジウムよ!もう一度やろう!今度こそ核融合が…」
パラジウム:「…あの実験で私の評判がどれだけ傷ついたか知っていますか」
コールドフュージョン:「で、でも!重水素をたくさん吸蔵すれば…」
パラジウム:「私は優れた触媒金属です。排ガス浄化や水素吸蔵で社会に貢献しています。あなたのような再現不能な実験には、もう付き合えません」
コールドフュージョン:「…パラジウム…お前も、夢を諦めるのか…」
パラジウム:「夢は大切です。でも、データが伴わない夢はただの妄想です」
退場時
再現できないなら、それは科学ではない。どれほど美しい夢でも、データが伴わなければ幻に過ぎない。
記者会見は論文審査の後にすべきだった。査読なしの「大発見」は、科学界への冒涜だ。